子曰わく 孟之反、伐らず奔って殿たり

子曰わく

孟之反、伐らず奔って殿たり

将に門に入らんとす

其の馬に策って曰わく

敢て後れたるに非ず、馬進まざるなり

孔子(論語)の言葉です

中国の春秋時代

魯の国の孟之反(もうしはん)という

将軍の逸話です

戦いに敗れた軍は

当然ながら退却しなければならないわけですが

敗れた側にとって一番難しい任務は

殿(しんがり)です

殿とは全軍を退却させるために

最後まで残り敵と戦う軍隊のことで

戦いに勝利した意気も盛んな相手の追手を阻み

味方を安全に退却させなければならないという

非常に難しい任務であるわけです

日本史で有名な撤退戦のひとつは

関ケ原の戦いの島津の退き口でしょうか

島津義弘は300人とも

1000人ともいわれる少ない人数で

まわりを東軍で包囲されていた

状態だったにもかかわらず

家康本陣めがけ

矢陣という突撃の陣形を整え正面突破し

退却する道中、捨てがまりという戦法を

使いながら退却していきます

激しい退却戦のさなか

甥の島津豊久や家老の長寿院盛淳らが

戦死しますが

追手の将である家康の四男、松平忠吉や

徳川四天王である井伊直政などに重症を負わせるという

武功もあげ撤退に成功しますが

最後に残った人数は

わずか数十名だったという

非常に激しい撤退戦でした

今日の言葉の意味は

孟之反は殿(しんがり)を務め

見事味方を退却させたが

無事に城に帰還し

まさに門に入ろうとするとき

乗っていた馬を触り

自ら進んでやったのではない

馬の脚が遅かっただけだと

おごることがなかった

という意味です

私にはこんなことができるという

己や手柄をPRする人は多いものですが

孟之反は手柄を誇らないわけです

激しい任務であればあるほど

誇りたくもあり自慢したいと思うものだと

考えるものですが

命を懸けて戦った

孟之反は自慢しないわけです

成功は自分の力、失敗は他人のせい

という価値観世界より

一段上の価値観世界に上がると

成功はおかげさま、失敗は自分の責任

という逆転した思考の価値観に変わります

その一段上の思考を

孟之反は自分のものにしようと取り組み

また思考習慣に変えるよう修練し

この任務を終えたときには

反射的にそのような思考ができるよう

積み上げていたわけです

おかげさまに至る道(忍辱の修行)とは

成功は自分の力、失敗は他人のせい

それが常識であり、当たり前である

そして常にこのように自然に考え、振るまえる

成功は自分の力、失敗は他人のせいという思考は

どうやら違うらしいと聞いたが

腹も立つし、理解もできない

◎大きな川

成功は自分の力、失敗は他人のせいという思考は

どうやら違うらしいと少しづつ思えるようになってきた

いろいろ検証してみたが

成功は自分の力、失敗は他人のせいという思考

違うということが理解できてきた

が、成功は自分の力、失敗は他人のせい

という思考習慣もまだ残っている

成功はおかげさま、失敗は自分の責任が

成熟した人の思考であるらしい

成功はおかげさま、失敗は自分の責任

そのように検証しながら世間を見てみると

それが成熟した人の思考であることが

わかりはじめてきた

成功はおかげさま、失敗は自分の責任

それが成熟した人の思考であることが

理解できたが、それが自然に

どのような時にでもできるようにはまだ至っていない

成功はおかげさま、失敗は自分の責任

これを思考習慣にすることができ

頭で考えることなく自然にできるようになった

後半は少し大雑把に書きましたが

孟之反というより

全ての孟之反のような人たちは

このような流れを歩いてきたわけです

この歩き方でいくと

2と3の間には大きな川があります

大きな川とは時間がかかるということです

ですがそれが時間がかかるわけですから

3に来てしまえばあとは早いわけです

みなさんのまわりにいる方々は

どこにいそうな感じですか?

人生は人それぞれですので

このように歩くのが

素晴らしいということではありませんし

個人の選択の自由です

どのように生きるべきか?という問いに対し

いろんな形で偉大な先人たちが

たくさんの答えを残してくれています

とてもありがたいと思うと同時に

それを学び、自己を磨く材料とし

研鑽していかねばと思うわけであり

そしてそれを積み重ねることが

私の場合は人生の喜びであるわけです

人生の選択はひとつではなく無限にあります

ひとつのことにこだわらず

選択の幅を増やすことは

人生を豊かに生きる

助けになると思っています

あなたの志は何ですか?

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この文章が何かの力になれば

この上ない喜びです

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